華眼鏡先生の授業論!「先生の話は聞かないように?」
「先生の話はなるべく聞かないようにしなさい」

私は、初めて担当する生徒たちの前で、必ずこう言います。
「えっ?」ってなります(笑)。
普通は、「先生の話をよく聞きましょう!」だもんね。
じゃあ、何故そんなことを言うのか?
それは、話を聞くというのは受身の行為であって、受身の学習では賢くならないからです!
従来の「講義型授業」では、先生がひたすら説明しまくるんだけど、それでは生徒は賢くなりません。
講義型授業で賢くなるのは先生です(笑)。
そのことに世の中も気づいてきました。
それでよく言われるのが、アクティブラーニングなんだ。
極端な例では、前回紹介した「そもそも授業をしない」武田塾のような塾も脚光を浴びてきているってこと。思い切ったよね!いっそのこと授業しない方がいいんじゃん?って。
それはそれで、面白いと思うし、インパクトがあるし、業界に一石を投じたと評価していいと思う。

ただ…個人的には、だよ。個人的には、極端に走るのは、ちょっと冷静になった方がいいかな?って思います。
世の中には色々な価値観があります。
それぞれに存在価値はあると思っています。
これこれ、こういう研究論文があります!それによると、ある考え方は間違っているらしい…。
果たしてそうか?

じゃあ、聞くけど、その研究って、全視野的に議論したの?
これまでの科学史がそうであるように、その研究が示唆している結論って、今後覆される可能性はないの?

あるよね。
もっと言うと、スポンサー企業に気を遣ったであろう研究結果が公表されていたりもする
論文の不正も、最近ではあまり驚かなくなりつつあるかな?
科学倫理も正していかないと、研究機関の権威も地に落ちると思ってる。

もっと謙虚になった方がいいんだ、きっと。
だから、色んな可能性を考慮するんだ。
そうやって、色んな価値観を学んで、咀嚼して、自分の血肉として昇華して、新しい価値観を生んでいくんだ…!

先生だって、学んでいかなくちゃいけないんだよ!
生徒とともに成長していくんだ!!

決断するのは自分!とことん悩み抜こう!!
そして、最後は「信念」だと思う。
それは、「どうするのがベストか?」と悩んで悩んで、考えて考えて、ときに議論したり、文献を紐解いたり、そうやって全視野的に情報を吟味するんだ。
そして、結論を出すのは、自分
有識者や権威なんかじゃない
最後は自分で決めるんだ。
だから、「オレが責任取るよ」って言える。
「○○さんがそうしろって言っていたから…」じゃないんだ。
自分の出した結論に誇りを持とう。
持てるように日々、努力して学んで、一生懸命に生きよう!

それが、私の「授業論」であり「教育論」です。